Mindy Smith/ミンディ・スミスは、私のお気に入りの歌手なので、発売されるCDは全て購入する。
今回のCDタイトルは【Stupid Love】。簡素なパッケージで、前回のクリスマスアルバムや、
凝りに凝った「Long-Island-Shores」のジャケットとは様変わりです。ただし、中身は変わらない。

【芦笛の歌声】の魅力は健在であります。ミンディ・スミスのファンの方も、安心して購入できます。
そういうことで、さして付け加えることは無いので、紹介文もこれだけにしておきます。

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ミンディは、ハズレのないCDリリースが続いております。今回のMindy Smith/ミンディ・スミスのCDは、
クリスマス・アルバムとされているのですが、そんなジャンルに限定されるものではありません。
極上のジャズ・ボーカルとしても、沢山の人々に愛聴されるであろう、2007年の傑作CDです。
是非とも、お買い求めになって、私の賛辞する【芦笛の歌声】の魅力を、堪能していただきたい。

美声にも、いろいろな種類があるのだが、ミンディ・スミスの美声は、一般人が連想する美声ではない。
一般に認められる美声は、透き通るような声だが、一聴して魅力的でも、長くは聞いておられずに、飽きがくる。
よく言われるように、水は沢山飲めないという理屈と同じことであろう。ミンディは単なる水ではなく、美味しい味がある。
いや、別に私はノンベェではないが、水よりは炭酸飲料等が沢山飲めるだろうくらいは解る。

とにかく、ミンディ・スミスならではの、美しい歌声に、癒されるという方も多いだろう。
草原に吹き渡る涼風にも似た、類希なる芦笛の美声によって、紡ぎ出される歌の数々を、愛でて欲しい。
もう少し、ミンディのことを誉めたい気持ちは強いのだが、なにせ、この下部のCD紹介でも、
思い入れたっぷりに、長文で推薦記事を書き連ねているので、今回は、このへんで遠慮しておく次第。

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↑クリスマスCDジャケット内に有るミンディ・スミスの写真を、こちらに掲載します。↑



2006年発売のMindy Smithセカンドアルバム「Long-Island-Shores」が2006年10月16日に届いた。
翌日17日に早速、このページに紹介します。
私が【芦笛の歌】と絶賛したミンディ・スミスの歌は健在でした。
このアルバムでも、野に響き渡る芦笛のごとき鮮烈な歌声が存分に聞けます。
ミンディの持つ独特の声質は、楽器に喩えればオーケストラで使われるような楽器ではなく、素朴な楽器です。
それは豪華な装飾も艶やかな塗装も無い芦笛です。芦原に生えた葦から手作り加工して一管の笛とし、
心を慰めるために吹く・・、それがミンディスミスの歌声の特質です。

そして素朴な歌声であるが故に、人の心に切々と訴えかけてくるのです。
それは、無垢な心を持つ少女の歌に似て、心が洗われるような気持ちになるからです。
彼女の芦笛の歌を私のオーディオルームである【フクロウの巣穴】で聞くと、部屋の空気感が一変して、
部屋の壁も天井も取り払われ、そよ風の吹く葦原に立っているように思えるのだ。
美声歌手にも、様々な種類の美声が有って一様ではないが、
部屋の空気感が一変するほどの声というのは、滅多に存在しない。
ただし、空気感を変えうるほどのオーディオ装置であることが、再生条件ではある。
当家のカーステレオでは何も変わらなかった。

ミンディの美声は、一般的な人々のイメージにあるような美声とは全く異なるし、
歌のスタイルも上手いとか下手とかを論ずる歌唱ではない。
それでも、哀愁を帯びた声により、切々と泣くがごとく歌う歌唱には魅入られてしまいます。
それは死にゆく白鳥の鳴き声にも似て、はかなくて、消え入りそうな歌唱であり、ミンディの歌を聞いていると、
この娘は長生き出来ないのではないかと、心配になるほどであった。

気を取り直して、別な視点から解説を続けます。
これほどの魅力的な歌声を聞いて、僅か数行のレビューで終わらせてなるものか!と、筆まめなシロフクロウは思う次第です。(笑)
素朴な一管の芦笛にしては、今回のCD仕様は、とても豪華なパッケージです。
発売レーベルのバンガード・レコードが、特別の期待をこめて発売したのではないかと思われます。
こんなに見事なデザインのCDは、お目にかかったことがない。パッケージのみならず、CD本体のラベルも凝ったものです。
制作に携わった人々も多彩で、フィドルには、私のメインサイトで掲載されているAndrea Zonn/アンドレア・ゾーンが参加しています。

ただ、オーディオマニアの立場からすると、今度のCDは、ミンディの実力からすれば、今一歩足りない出来です。
ファースト・アルバムは鮮烈なアコースティック楽器主体の音づくりで録音されており、
ミンディの歌がクッキリと浮き彫りにされているので、ファーストアルバムのほうが出来が良いです。
今回のCDは電気楽器も混じって使われており、こういう爆音系音楽が混じるのは、ミンディにはふさわしくない。
そしてまた、今回のセカンドアルバムは、カントリーの範疇からは抜け出しています。
しかし、これだけの個性を持つ歌手ですから、そこらへんは当然の帰結であると、達観しております。
穿った見方をすると、売れる!とみると、沢山の取り巻きがワサワサと集まってきて、
やくたいもない余計な知恵をつけているのではないかと思ったりする。
悪くすると、最終的な出来映えは【船頭多くして船山に登る】という図式に陥りやすいことも起きる。
このセカンドアルバムは、そこまで酷くは無いけれど、付帯音響が多くて、芦笛の歌を生かし切っているとは言い難い。

7曲目にデユエットしているバディ・ミラーとかいう男は、私からすると邪魔だ!
音楽的には良いデユエットなのは解っている。でも、無垢な乙女の歌に、むさい男の声を足すのは無用だ。
シロフクロウとしては、けがらわしい感じがして、止めて欲しかった。

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ミンディ・スミスのセカンド・アルバムの、ジャケット内にあった写真を集めて、もう一枚、上に掲載します。

2004年発売のMindy Smithのファーストアルバム「One Moment More 」を紹介出来ることは、とても喜ばしい。
Dolly Partonの歌を何人もの歌手で歌っている「JUST BECAUSE IM WOMAN」の6曲目JOLENEが、
このCD12曲目でも歌われている。
絶え間なくカントリー女性ボーカルCDを買い求めているけれど、久々に大推薦に値するアルバムが到着して喜んでいる次第。
明日から、土曜日曜で、サイトを訪れる人も多いと思われるので、他の推薦CD3枚に先駆けて、大急ぎで掲載する次第です。

何度か申し上げているように、私のサイトでは買い求めた歌手のCD全てを紹介していない。推薦するに足るものだけを選別している。
時には、歌の巧さでは平均以下であるけれど、その声質のユニークさとか、オリジナリティの豊かさによって掲載となった歌手もいる。
ミンディは全ての点で素晴らしい歌手として推薦できるが、カントリー・フォーク的な歌唱の中に、彼女ならではのオリジナリティが光る。
なんといっても、声の美しさでは屈指と思う。一言で形容するならば、ミンディの声は一管の素晴らしい葦笛に例えられよう。
シンガーソングライターであるから、歌詞の内容も曲もオリジナリティ豊かであるが、この声の素晴らしさはそれらを上回るものだ。

女性ボーカルに特化しているような私の愛器JBLパラゴンで、Mindy Smithを歌ってもらうと、シミジミと聞き惚れてしまった。
有名な美声としてはアリソン・クラウスも居るし、パット・ハミルトンの美声もまた、独特の個性を持っている。
ミンディの美声もまた素晴らしい。人の声による「音色」というのは実に多種多様で、
固定化された楽器の音色とは比べものにならないくらい奥が深いと思う。
ともあれ、ミンディの極上の楽器とも思える声質による「芦笛の歌」に耳を傾けていただきたい。
周囲の空気感が変わるほどの見事な歌に、深い満足感を得られるでしょう。


こちらは↓最初のアルバムでOne-Moment-Moreです。
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このHPは個々のCD解説よりも、CD写真を通してカントリー音楽に関心を持っていただき、カントリーミュージックのファンを増やす目的で開設しました。興味を持たれた方は、ネット上のCD販売サイトを訪れて、ストリーミングで曲のサワリを聞いてからCDを購入してください。